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7YEARS TO MIDNIGHT Garimpeiro Records  NOVEL

7YEARS TO MIDNIGHT 「NOVEL」リリースインタビュー

 

 

昨年12月に開催された、1.0 EP[Falling into Deep] リリースツアーファイナルを最後に、前任ヴォーカリストTakeが突然の脱退。

 

バンドの創設者の一人であり、中心メンバーでもあった彼の脱退は、今後の活動に支障を来すのでは無いか・・・と考える人も多かったが、ex.IsolutionsのKentoを新ヴォーカリストとして迎え、制作された2nd EP「NOVEL」を間髪入れずにリリース。一部で「闇のエレクトリカルパレード」と形容された、シンフォニックなメタルコア要素はかなり薄れ、ポストハードコアをベースとした上で、djent、叙情派、メタルなどの要素を取り入れた新感覚ラウドロックが完成。クリーンヴォーカルの比率も全体的に高まり、Kentoの才能の豊かさがいかんなく発揮された音源に仕上がり、新生7YEARS TO MIDNIGHTというバンドが、今後どう進化を遂げていくのかとワクワクさせられる、名刺代わりに最適な一枚だ。

 

「ラウドは次のチャプターへ」と謳う彼らが、Take脱退〜今作リリースにまつわるあれやこれについて答えてくれた。

 

TiSさんの扱いが、前作リリース時のインタビューと変わっていないのが不憫です。

 

取材・文 / 関口仁士

 

 

──ここでは2回目のインタビューだけど、新メンバーも加入したということで、まずは自己紹介をお願いします!

 

Kento : ヴォーカルのKentoです!最近グミにハマってます!

 

Ooto : ギターのOotoです。今日遅刻したのでクビリーチです…

 

Chiba : ギターとジャカルタ限定アイドルのChibaです。涙も涸れました。

 

TiS : ベースのTiS君です。最近笑点を見始めて落語家になりたいと思い始

 

Shunya : ドラムのShunyaです。Star Warsの新シリーズが非常に楽しみです。

 

(以下 K : Kento、O : Ooto、C : Chiba、T : TiS、S : Shunya)

 

お互いの為に別々の道に進む事になりました。

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──昨年6月末に1.0EPをリリースして、それ以降は本数が少なかったもののリリースツアーを敢行。12月頭にはジャカルタへと遠征・・・といった感じで、順調に活動をしていたかのように見えたけど、12月のツアーファイナルで唐突のTake脱退。ファンにとっては寝耳に水だったと思うけど、この辺の事情を、言える範囲でお願い。

 

K : 初耳です。

 

T : それマ?マジで言っ

 

O : 活動をして行く中で、お互いのライフスタイルや、バンドに対する姿勢の違いが徐々にお互いの首を絞めていたので、何度も話し合いをした結果、お互いの為に別々の道に進む事になりました。

 

C : 全然仲悪くなったとか、いじめとかじゃないですよ…

 

S : 報告が突然になってしまったのはツアーファイナルギリギリまで悩んでいたからで、皆様を驚かせてしまって申し訳無いです。

 

 

──さっきも軽く触れたけど、ジャカルタはどうでしたか?Chibaが現地でアイドルと化したり、Shunya氏骨折~携帯紛失、打ち上げで壮絶に散らばった。。。等色々あったし、日本とは圧倒的に違う環境下でのパフォーマンスだったけど、Ooto君みたいに機材に拘る人にとっては非常にやりにくい環境でのライブだったのではないかと思うけど、その辺りも踏まえて!

 

C : 天国でした。ここならみんなが私の事を見てくれる、受け入れてくれる…ほんとに最後まで帰国を悩んだんですが、食あたりでさきっちょが出てたので帰国しました。TOTO最高。

 

S : 現地でインタビューを受けた際にも骨折宣言したのですが、本当に骨折するとは思いませんでした。もう慣れました。

 

O : 俺はFractalのAXE FX2さえ持って行ければ何処でもライブできるので問題ありませんでした。これまでに経験した事が無い大きさのステージや何千人規模のお客さんの前でライブできたのが本当に良い経験です!

 

T : 気温と湿気はすごかったですね…ライブ終わった後全員ぶっ倒れてました。

 

K : いや~ほんとに暑すぎて死ぬかと思ったね!(行ってない)

 

 

──Take脱退後、あっという間にKento君が後任ヴォーカリストとして加入したけど、こんなに早く後任ヴォーカリストが決まった経緯を教えてください。また、彼にヴォーカリストとして入ってもらった決め手があれば!

 

O : Kentoが前やっていたIsolutionsというバンドでウチのレコ発企画にも出てもらってて、前々から交流はあったんですね。それでTakeの脱退話が出始めたくらいのタイミングでちょうどIsolutionsも解散発表があったので誘ったらトントンと…ですね。

 

S : ヴォーカリストとしては、聞いてて気持ちよいメロディをしっかりと歌いこなす所が一番魅力だと感じました。後は誘ってから話してる中できちんと筋を通して話が出来るし、有言実行な人間性も気持ちいい奴だと思ったのでそれが決め手ですかね。

 

T : あんま調子のるんじゃねーぞ!テメェ!

 

K : なにか辛い事あったんですか…?

 

C : ティスサンコワイ…

 

 

──Kento君個人として、7YTMに入ろうと思った決め手は?

 

K : 磯(Isolutions)の解散発表後、いろいろなバンドさんから声を掛けて頂いたんですが、誘ってくれたどのバンドさんより自分を求めてくれていたので単純にうれしかったのが決め手ですね。ただTiSさんは…

 

 

──Kento君とTakeのヴォーカリストとしてのスタイルの違いが作用しているのかもしれないけど、楽曲スタイルがガラリと変わったよね。今作は全く別物というか。。。この変化の理由は?

 

S : 気分です。

 

C : せやな。

 

O : 自分達の気持ちの赴くままに作りましたね。

 

S : 楽曲自体はKento加入前、それこそ1.0EPのレコーディング時にはほぼ全ての曲が揃ってました。

 

T : 強いて言うなら時代の風に吹かれた…って所ですかね。

 

K : TiSさんは…

 

 

今回の音源はCDを通してちゃんと流れのあるものにしたかったんです。

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──せっかくなので、それぞれの曲の解説を!

 

1. daybreak's alarm

 

C : イントロ、コレ、サイキョ。

 

S : いやちゃんと狙いがあって作ってますし。

 

T : 今回の音源はCDを通してちゃんと流れのあるものにしたかったんです。この後の三曲が楽曲として上がって来た段階でNOVELにつながる序章として必ず必要だと思って作曲しました、Shunyaが。

 

K : じゃあなんでTiSさんが言ったんすか。

 

S : それな。

 

2. NOVEL

 

S : ポストハードコアを7YTM流に解釈して作りました。それだけではなく一曲の中に様々な要素を詰め込んだ楽曲になってます。

 

K : 今回の音源で一番歌メロに悩みました。いつも風呂に入りながらメロディを考えるのですが、この曲で干涸びました。

 

3. AStroLogY

 

S : 楽曲としてはジブリ作品を見て感銘を受けて作りました。変拍子もありますがヴォーカルラインで全て解決するように作曲しました。

 

K : この曲は一番歌ってて気持ちいいですね。まるで風呂上がりみたいだ!

 

4. selfundertaker

 

O : 7YTMでは初の作曲になります。これまでの人生を振り返った苦悩、後悔、悲哀をベースに、其処から決別し新たな人生を歩んで行こうと決意する為に作曲しました。自分のこれまでの音楽的なルーツ…djent、叙情HC、メタルの要素をごった煮にしてギタリストとしてのこだわりを反映した結果の楽曲構成です。目玉としてはキャリア初のギターソロですね。自分がこれまでに強く影響を受けたマイケル・シェンカーやマイケル・アモットのようなワウを絡めたギターソロはずっとやりたかったんです。後ツインリードはギタリストとして絶対に譲れません。絶対にだ!

 

C : このバンドでまさかギターソロが弾けるとは思ってなかったので本当にびっくりしました。しかもツインリードまで…ギタリスト冥利に尽きます…

 

K : この曲はメロはぱっと出てきました。曲のテーマがテーマなんでメロもシャウトもエモさをかなり意識しましたね

 

 

──相変わらず変態レベルで曲が難しいけど、これはバンドのポリシー?NOVELみたいにキャッチーで分かりやすい曲があるかと思えば、AStroLogYみたいに、これライブで再現出来るの?ってぐらい複雑で、竿隊泣かせな曲もあるし。

 

K : 質問がぱっとしないすね!わら

 

S : いい物を作ろうと思ってこうなっちゃったからしょうがないよね!

 

O : (深いため息)実際NOVELもかなり難しいんすけど、ちょっと聞いただけじゃ解んないんですよね…

 

C : 死にたくなります。

 

 

──持ち曲数の関係で、今後も1.0EPの曲もやっていくと思うけど、Kento君にあわせて、若干アレンジしなおすの?それともTakeがいた頃のスタイルそのまんまで行くんですか?

 

K : 実際歌のキーが高すぎて大変です…

 

S : 楽曲のアレンジはいったん変えずにやってますが、まだまだ手探りですね。

 

 

俺がメインだ!むしろiPadがメインだ!

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──今回、初めてShunya氏以外のメンバーの曲が収録されたけど、今後他のメンバーが作る曲も増えますか?それとも今後もShunya氏の鬼畜曲をメインに活動していく予定ですか?

 

S : 俺がメインだ!むしろiPadがメインだ!

 

O : 自分も今後も作曲はして行きますが、何分Shunyaの作曲ペースが異常なので…

 

T : 僕は個人的に作曲してはいるのですが、バンドの為の作曲はまだしていないので今後に請うご期待ですね!個人的にはアンビエントやドローンなんかの影響を

 

C : 実は私も曲書いてます。まだまだ先の話にはなるとは思うんですけど。

 

K : みんなどんどん挑戦して行ってほしいですね!TiSさんはちょっと…

 

S : そんな感じで当面自分メインにはなりそうですが、メンバー個々作曲能力はあるのでどんどん曲作って行ってほしいですね!

 

 

──そういえば3人目のギタリストを募集している・・・て話しがあったけど、そちらはどんな塩梅ですか?噂で聞いた話だと、ギタリストが8人いないと再現出来ない曲もあるとかなんとか・・・。

 

O : 今も探してはいるんですが、なにせギター陣の個性が強いもんで難航してます。

 

C : まだまだ募集中です…

 

 

──新生ミッナイは始まったばかりだけど、今後の活動の抱負的なもので、締めをお願いします!

 

S : もっと広い世界に出て行きたいと思っています!

 

C : 世はまさに大海賊時代!やりたい事はいっぱいあるのでどんどん実現させて行きたいと思います。TOTO最高!

 

O : まだ発表してないアレとかソレとかも一杯あるんでウズウズしてます。

 

K : もっとヴォーカルとしての知名度を上げる事が、バンドとしての知名度にも繋がって来ると思うので、色々とチャレンジして行きたいと思います!

 

T : 僕の世界では僕が最強だぜ?

 

K : ほんと鬱陶しい。

 

T : てめえ表に出

 

K : はい。ありがとうございました!

 

 

──今日は本当にありがとうございました!

NOVEL

GR-43 / April 1st 2015 / ¥1,080

1. daybreak's alarm

2. NOVEL

3. AStroLogY

4. selfundertaker

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