Garimpeiro Records

Vision of Fatima

Members (From Left to Right)

Mitch Kato (Drums) Kaoru GTR Fuji (Guitar) Kengo (Vocals) 加藤鷹 (Bass) After (Guitar)

CONVERGEやDILLINGER ESCAPE PLAN等の先人達が築き上げた、いわゆる「カオティックハードコアシーン」。日本では同郷のArbusやbilo'u、nitro mega prayer等が主たるシーンを形成していた。その半面、envyやHEAVEN IN HER ARMS等のように、いわゆる「激情系」としてのカオティックハードコアバンドが台頭する中、Vision of Fatimaは完全にその地位を「別次元で」塗り替えたと言って過言ではない存在だ。

同世代のハードコア～スクリーモシーンで活躍するバンドとは完全に一線を画す壮絶な展開とエモーション。非常に激しく、尚且つ不協和音、変拍子を交えたトリッキーな楽曲構成ながらも、同期系のサウンドにはない、バンドとしての一体感、そして圧倒的な世界観に驚愕することは必至。直情的で超絶的な激しさの中に一筋の光を感じさせる叙情性を随所に配置した抜群の演奏力とハイテンションでテクニカルな楽曲は、メタルコアやハードコア好きのみならず、様々なジャンルに精通したリスナーからも絶大な支持を得ている。楽曲のストイックさとは裏腹に、昨今のメタルコアやポストハードコアと絶妙にリンクするモダンさと静と動のバランスの取れたサウンドは、今後のシーンを牽引していく上でも十分過ぎるほどのポテンシャルを感じさせる。

2013年9月にミニアルバム「In Your Blot : __」をリリースし、それ以降マイペースながらも、地元京都を中心に地道な活動を続けている。

その圧倒的なライブパフォーマンスは観る者の度肝を抜く完成度で、彼らのライブを観てファンになる人も少なくない。